平成30年度公立高校一般入試平均点が遂に発表! 【理科】難化傾向か!?
おはようございます、未来義塾の守田です。遂に愛知県教育委員会のHPに平成30年度愛知県公立高校一般入試の学力検査得点の平均点が発表されましたね。
さくら個別指導学院の國立先生の愛知県教育委員会への働きかけにより,遂に「平均点」がWEB公開になったわけです。國立先生ありがとうございます!<(_ _*)>
詳しくは、こちらの愛知県教育委員会のホームページを参考にして下さい。
HPには、平成29年度の受検者平均と合格者平均、そして平成30年度の受検者平均と合格者平均がそれぞれ掲載されています。
私も昨日、愛知県教育委員会のHPに掲載されたことは知らなかったのですが、提携校の共栄塾の杉浦先生が直接電話で平均点について問い合わせたところ、HPに掲載されたことを知ったそうです。杉浦先生、早速教えて下さりありがとうございます!<(_ _*)>
では、早速入試制度が大きく変更された2年目の平均点を見てみましょう。でも、その前に3つの注意点を読んでおいて下さい。
注意点
(1)愛知県教育委員会のHPに記載されていますが、「受検者」は全ての選抜の受検者、「合格者」は一般選抜の合格者だそうです。上記5年間の平均点表は、合格者平均ではなく、受験者平均を掲載しています。
(2)また、平成28年度入試まで1科目20点満点、5科目合計得点が100点満点でしたが、平成29年度より、1科目22点満点、5科目合計得点が110点満点なので、比較する場合注意が必要です。
(3)5科全体の平均は単純に各教科の平均を合計しています。
理科の平均点が5割弱となり難化傾向!思考力と読解力を磨け!
平成29年度より、1科目22点満点、5科目合計得点が110点満点になりました。その平成29年度と比較してみると、明らかに平均点は下がってきています。
B日程の合計が、4点近く下がっているのが驚きです。また、100点換算にすると平成30年度のB日程が、合計平均点が53.2点となり過去5年間で一番平均点が低くなります。
そして、理科や社会の年々難化傾向にあり、特に理科に関しては、平均点が22点満中A日程が10.3点、B日程が10.8点と5割弱となり、5教科の中で最も平均点が低い科目になっています。
理科の入試問題を見てみると、理科の基礎知識となる重要語句や実験の操作手順についての理解はもちろんのこと、問題文章をしっかり読み取る読解力と思考力が必要になってきているとひしひしと感じます。
いくら記号選択の出題形式の問題が多いといっても複雑な計算式を立式し、いくつかの知識を融合しなければ答を導き出すことができない問題が登場してきています。
例えば、B日程の大問5
太朗さんと先生との会話で、地震のしくみや緊急地震速報について話されている会話文をしっかり読み取り、その内容から問題がいくつか出題されました。
まさに、理科の深い知識力+国語の読解力+数学の計算力を問われた問題でした。
その中で、特に国語の読解力が必要だと理科の入試問題を見て特に感じました。単純な暗記だけに頼った勉強だけでは、正解には辿り着けない思考力を問われる問題です。
愛知県教育委員会が平成29年度に、「中学校学習指導要領の基本的な考え方に基づいて、これまで以上に思考力、判断力、表現力を測る出題となるよう配慮することとしています。」と打ち出しました。
まさに2年目の入試結果から、その方針を更に推し進めるものだったことを伺わせるものでした。
未来義塾では、7月の高校進学説明会にて、御父母の皆様、そして生徒諸君に更に詳しくこれらの情報をお伝えしつつ、「第1志望校に合格するために、これから何をすべきか?」を具体的に、そして熱くお伝えするつもりでいます。ご期待下さい。
それでは、本日はここまで。失礼致します。
守田 智司
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