光ヶ丘女子高等学校吹奏楽部 壮行演奏会に行ってきた!
先週の土曜日、光ヶ丘女子高等学校 吹奏楽部、全日本吹奏楽コンクール全国大会に向けての壮行演奏会に行ってきました。
会場は、刈谷市総合文化センターアイリス大ホール
出演は日進市立日進西中学校、光ヶ丘女子高等学校、Nisshin Wind Orchestra
昨年はコロナ禍にあり、残念ながら吹奏楽コンクールが開催されませんでした。
吹奏楽コンクール全国大会を目指し、必死になって毎日毎日練習していた彼女たちには本当に悔しい気持ちだったと思うんです。
やり場の無い気持ちを、どう開放すればよいか…
あれから1年・・・、彼女たちの演奏を生で聴いてみたかったんです。
プログラムの最初の曲、作曲:エリック・ウィテカーの”オクトーバー”
この曲を演奏する3年生たちがステージに現れた時には、目頭が熱くなり胸がどきどきしました。
指揮者の日野先生が、指揮棒を振ると・・・
静かに、そして優しくオーボエのソロからはじまり、
すぐやわらかく厚いサウンドが聴くものを包みだす。
終始ゆっくりした美しいメロディが流れ、
木々の葉が色づき始める移ろいゆく秋の季節へと誘ってくれる。
夏の過酷な暑さから解放され、心地好いそよ風を感じながら、一気に生気が戻ってくる感じがした。
自分の頭の中で情景や曲に込められた感情を想像しながら、音楽の広がりを体感することができるのって素晴らしい時間です。
力強く豊かなハーモニーが響き、躍動感ある彼女たちの演奏を肌で聴いていて
新型コロナウイルスの感染拡大で部活動が制限される中、
毎日手が擦り切れるほど楽器に触れ練習した毎日。
吐く息が舞い上がる程、全身全霊を込めて奏でた毎日。
そんなひたむきな彼女達の姿が見えて・・・
気付いたら涙があふれていました。
本当に素晴らしい演奏でした。
黎明 ~希望の歌~
困難な時代、音楽がもたらし照らす希望の陽光。様々な困難が世界を覆い尽くした2020年、光ヶ丘女子高校吹奏楽部とて例外ではありませんでした。2019年のミッドウエストクリニック(シカゴ)参加と「サドラー賞」受賞、そして帰国後の記念演奏会と輝かしい日々が一転、学業もままならぬ生活を余儀なくされました。しかしそれでも彼女たちの希望となったのはやはり音楽でした。無観客での開催となった3月の定期演奏会、コンクール中止を受け開催されたサマーコンサートに先立ち実施されたセッション録音を中心としたこのアルバムには、希望を奏でる音楽が、まさに黎明(暁)の輝きをもって解き放たれています。希望こそが私たちに力を与えてくれる、ひたむきに奏でられる音楽は私たちに力強いエールを送ってくれているようです。
守田 智司
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