それまでわからなかったことがわかった瞬間、子どもたちはぽんと音が鳴るような「わかった顔」をするものだ。
おはようございます、第61回グラミー賞で、主要部門の2つである最優秀楽曲賞と最優秀レコード賞を受賞したチャイルディッシュ・ガンビーノのミュージックビデオ「This Is America 」をヘビロテして聞いている未来義塾の守田です。
このPVは、銃規制や人種差別など、現在のアメリカが抱える社会問題を痛烈に描いていて、ガンビーノの背後で繰り広げられる様々なシーンに目を奪われます。
さて、さて今日は、昨日体験授業を受けてくれた小学生のA君のことを書きたいと思います。有り難いことに、今月に入って7名の子供達が未来義塾の体験授業を受けて頂いています。
初めて塾に来て、体験授業を受けるわけですから、凄く緊張した面持ちで塾に来るわけです。
緊張のあまり、挨拶も凄く小さかったりします。でも、いいんです。
かちこちになった表情で、椅子に腰掛け、初めて入る塾の景色を眺めながら、おもむろにカバンから筆箱を取り出し、不安と期待を膨らませながら私の指示を待ちます。
今、学校で学習している算数や国語の単元、そして得意な科目や苦手な科目の単元などを聞き出します。その上で、教材を配布し、小学生の体験授業がスタートします。
初めて入る学習塾、初めて座る机、初めて見る問題集、初めて触れる学び場の空気。
緊張しながらゆっくり丁寧な字で問題に答えを書き込むA君。
そんなA君の手が止ります。1分、2分、3分と今までスラスラ解けていた手が止り、考え込んでいました。そして、勇気を振り絞り、「先生わかりません」と質問しに来てくれました。
「先生、P106のこの問題が分らないので、教えて下さい。」
私は、A君の表情をしっかり見て、その問題をゆっくり読み、図を書きながら、わかりにくそうな部分は時間をかけて説明しました。
すると、A君が「あっ」と弾けるように小さく声に出した瞬間、顔が明るくなるのがわかりました。そうです、A君にとって「わかった!できた!」という瞬間でした。
小説「みかづき」にこんな一節があります。
それまでわからなかったことがわかった瞬間、
子どもたちはぽんと音が鳴るような「わかった顔」をするものだ。
この瞬間がたまらなく好きです。
私は、教えるときに、一方的に説明するのではなく、対面で生徒1人1人と直に向き合い、1人1人の表情をよく見て、丁寧に、そして時には自分で考えさせることを意識しています。
そういった「対面」にこだわりを持って教えています。
教育は、人間を相手にする仕事です。
企業規模や合理化、教育システムが子供達を成長させる訳ではないと思います。「どこの塾に通っているか?」ではなく、「誰に教えてもらっているか?」ということの方が大切なハズです。
ですから、私自身が責任を持って教壇に今日も立ち続けたいと思います。
只今、新入塾生を募集しています。3月まで先着20名までの方につきましては、授業料を半額にするキャンペーンをさせて頂いていますが、もう既に7名の方が体験を受けて頂いています。
なので、入塾を考えておられる御父母の皆様、なるべく早く申込みして頂ければと思いますので、よろしくお願い致します。
それでは、今日はこの辺で失礼致します。
守田 智司
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