空気を読む脳 (講談社+α新書) 中野信子

 

 

「個別指導」「小集団指導」そして、「オンライン授業」の良さを取り入れ、子供達のセルフエスティームを高め、やる気を引き出し、生徒の未来を共に築く未来義塾です。

 

おはようございます、未来義塾の守田です。

 

今日は、先日読了した中野信子さんの「空気を読む脳」を自分の読書記録としてブログに書き残したいと思います。

 

いや~、中野信子さんの書かれた書籍は本当に塾講師として良き学びの場となっていますし、是非子供を持つ子育て世代のお母さん達にもお薦めしたいですね。

 

前回読んだ「キレる」も思春期の男の子がキレやすい理由など脳科学からのアプローチは、凄く分かりやすく、子供の反抗期について理解を深めるという点では良書でした。

 

 

そして今回の「空気を読む脳」は、更なる学びがあり、ここ最近読んだ書籍の中では最良本でしたね。

 

なぜ子供達は、挑戦することをしなくなったのか?

以前、伊木ロドリゴ先生と最近の子供たちのことについて話をしたことがあります。

 

 

その時、「最近の子供たちは、積極的に何かに挑戦することをしなくなってきましたよね」と最近の子供達の変化について語ってくれました。

 

話を聞きながら、私自身も「子供達が挑戦しなくなった」つまり、「自ら成長する場を失いかけている」と同じ危機感を感じていました。

 

今回、中野信子さんの「空気を読む脳」を読んでいて、「褒めて育てる」正しいか?P124 にこう書かれていました。

 

褒める教育で育てられたはずの若い世代は、

もっと自信を持って積極的に困難に挑戦する人が出てきてもよさそうなものなのに、

かえって慎重になり、上のどの世代よりも保守的になってしまうように見えることすらある。

 

今の子供達が、挑戦する姿勢を失しないかけているソの理由。そして「褒める」教育が当たり前になっています教育現場ですが、誤った褒め方があることを本書を読んでいて再認識しました。

 

また、「なぜ報酬がいいとやる気や創造力が減退してしまうのか?」を勉強面だけではなく、スポーツのコーチングという点からも、子供達の才能を伸ばす方法についてヒントが見つかると思います。

 

あと個人的には、「すぐに返信しない男」と「既読スルーを我慢できない女」という性差ついての話。

 

「努力」や「工夫」を褒める野村監督の話。

 

長寿者の共通点「性格」で、良心的で、慎重であり、注意深く、調子に乗らない人の方がリアルに長生きできるという話など凄く面白かったですね。

 

 

空気を読む脳〈目次〉

 

第1章 犯人は脳の中にいる ~空気が人生に与える影響とは?

第2章 容姿や性へのペナルティ ~呪いに縛られない生き方

第3章「褒める」は危険 ~日本人の才能を伸ばす方法とは?

第4章「幸福度が低い」わけがある~脳の多様すぎる生存戦略

 

 

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守田 智司

愛知県蒲郡市にあるハイブリット学習塾/未来義塾の塾長。10代で愛知県から大阪、東京まで自転車で走破!大学中は、バックパック1つで、アメリカ1周。卒業後、アメリカ・アトランタにて「大工」を経験。帰国後15年間、大手進学塾の教室長・ブロック長として教壇に立ち、2005年独立。 大型自動二輪、小型船舶2級免許所得。釣り、ウォーキングが好き!作家は、重松清さん、音楽は、さだまさしさんが好き。「質より量より更新頻度」毎日ブログを更新しています。