大学入学共通テストの配点、リスニング配点2倍!比重が20%⇒50%
大学入試センターは6月7日に、2021年1月からスタートする「大学入学共通テスト」の配点や問題作成方針を公表しましたね。
国語と数学1、数学1・Aでは記述式の小問を各3問出題することが正式に示されました。
また、英語は従来の筆記200点、リスニング50点の計250点から、リーディングとリスニング各100点の計200点に変更されたのは、正直驚きました。
出題方法等 | 『英語』は,「コミュニケーション英語Ⅰ」に加えて「コミュニケーション英語Ⅱ」及び「英語表現Ⅰ」を出題範囲とし,「リーディング」と「リスニング」を出題する。なお,「リスニング」の問題音声が流れる回数は,1 回読みのものと2 回読みのもので構成する。 |
試験時間(配点) | 【リーディング】80 分(100 点) 【リスニング】60 分(うち解答時間30 分)(100 点) |
あと、英語の問題作成方針を読んでみると,
発⾳,アクセント,語句整序などを単独で問う問題は作成しないとのこと。
これって、割合で考えれば20%から50%に比率が変わったことになります。
単純に、これって愛知県公立高校の入試で例えてみると、22点満点中、リーディングが11点で、残りの11点分全部リスニングだよということになります。
「えっ!?」
この例えは極端かもしれませんが、かなり違和感を覚えます。だって、そんなことしたら、入試のバランスが極端に崩れてしまいます。
正直、大学側はどう思っているのでしょうか?
共通テストの利用を表明する私立大学が相次ぐ中、共通テストを「利用しない」ことを明らかにする慶応義塾大学のような私立大学も増えてくるかもしれません。
英語資格検定試験の活用など、2021年度入試に向けて、入試方式も多岐に渡ることになり、出願条件や資格なども千差万別です。
まさに受験多様化の時代到来といった感じがします。
だからこそ、長期的な視野をもった受験指導がより重要になってくると思います。
守田 智司
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