過去最高得点!子供達には、縦軸の時間軸で声掛けを!
昨日は、中3の通常授業日。
中部中は、来週10日からいよいよ前期中間テストが始まりそして、蒲郡中は、その前期中間テストの答案用紙が返却されつつあります。
いち早く、中間テストが終わった蒲郡中学3年のA君に中間テストの結果を聞いてみました。
すると社会以外は答案が返却されたようで、国語、数学、英語、理科のそれぞれの点数を伝えてくれました。
「国語○○点」「数学○○点」「英語○○点」、そして「理科90点」を聞いた時に、思わず私自身「おおー」と喜びと驚きの声が自然と漏れてきました。
彼にとって中学入学以来「理科」で90点を取ったのは初めてだったからです。
理科過去最高得点!
最近A君は変わってきたんです。特に高校進学説明会以降のこの1か月間。
女の子はコツコツ机に向かってできるのですが、男の子はその毎日コツコツ机に向かうことが出来ずに、テスト前にドカンとしかできない子が多い。
これは性差なんです。
でも、そのドカンと短期的にしかできない男の子が、毎日コツコツ机に向かう習慣を身につけるとメチャクチャ化けるんです。
成長とは、今までの自分を乗り越えることだと思います。
A君は、夢中でこの1ヶ月間ほぼほぼ毎日自習室に来て机に向かっていました。
彼は自習室でコツコツ習慣を身に付け、今までの勉強に対しての向き合う姿勢を変え、それが結果的に、テストの点数も変えのです。
では、なぜ彼はこの1ケ月間、ほほ毎日自習室に来て机に向かうことが出来たのか?
私は、生徒が自習室で机に向かう度に、声掛けで意識していることがあります。
「昨日も来たよね」
「毎日頑張るよね」
「1週間前より顔つきが変わってきたよね」
「1か月前と比べて、かなりコツコツできるようになってきたね」
「勉強に対する姿勢が変わって来たよね」
学校は、水平認識、水平評価による横軸評価だからこそ、塾は縦軸で成長を評価することも大切だと思っています。
テストは、順位が出ます。1500m走でも、1着、2着と、着順が出ます。子供達は、学校という集団の中で、勉強でも,運動でも、常に横軸で評価されているわけです。
順位が出ること、人と競争することは悪いことではありません。
でも、評価の仕方を、縦軸に変えるだけで自信を失ってしまった子供達に、やる気がまだ育っていない子供達に成長を感じさせることができます。
3か月前、1か月前、1週間前と比較してどう成長しているかを、具体的に伝え褒めることに意識して声掛けをする。
1人1人の成長スピードは違うわけですから、縦軸での視点は非常に大切なことだと思います。
大事なのは、その子の過去と今を比較して評価して、学校とは違う視点を見せてあげること、成長を感じさせてあげることではないでしょうか。
成長を感じることができる生徒は、自ずと勉強に向き合うことができるようになります。
今、中部中の生徒達が毎日自習室に来て、中間テストに向けて勉強しています。
今日も、子供達に声掛けをしていきます。
守田 智司
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