部活動の在り方!
こんにちは、未来義塾の守田です。昨日、YAHOOニュースで「部活負担減へ外部顧問 “切り札”も人材確保の壁 長時間勤務の教員 【働くカタチ ちば、改革法の行方】」という記事を読みました。
記事を読みながら現在、教員にとって部活動の指導が、大きな負担となっていることを感じました。
教員にとって部活動は、大きな負担となっている!
記事中には、教員の月間換算の残業が80時間(過労死ライン)を超えており、その要因は「部活動指導」が最多だそうです。
実際に文科省「教員勤務実態調査(平成28年度)」資料では、
中学校教諭の部活動に係る1日当たり勤務時間は、土日で1時間4分増加(H18:1時間6分→H28:2時間10分) となり、この10年で2倍にも膨れあがっています。
日本体育協会「学校運動部活動指導者の実態に関する調査(平成26年7月)では、
中学校の運動部活動担当教員のうち、担当教科が保健体育ではなく、かつ、担当部活動の競技経験がない教員の割合45.9% 。
部活を取り巻く現状は、部活を献身的に支えている先生達が土日も部活のために出勤し、自分が経験したこともないスポーツを指導しなければならない負担は、考えただけで相当なものだと思います。
ちょっと調べてみました。教員が部活の顧問となった場合やらなければならない具体的な業務内容。
教員が部活の顧問となった場合やらなければならない具体的な業務内容。
- 安全・障害予防に関する知識・技能の指導
- 学校外での活動(大会・練習試合等)の引率
- 生徒指導に係る対応
- 事故が発生した場合の現場対応
- 女子生徒や障害のある生徒などへの配慮
- 保護者等への対応
- 部活動の管理運営(会計管理等)
多分、もっとあるハズです。土日生徒達と練習をした後も、様々な部活に関する事務的な仕事をこなしているハズ。
正直、教員の負担を軽減し、本来やるべき教材研究や生徒との面談等の時間を充分確保するべきだと感じました。
先生が疲れていると、子供達も疲れてしまいます。先生達が笑顔だと、子供達も笑顔になりますよね。
部活動指導員配置促進事業
やはり、ここで指導する部活動に係る専門的な知識・技能を有する外部指導員の配置促進すべきだと思います。
外部指導員を増やすことで、指導の担い手が増えるわけですから、教員の負担軽減につながりますよね。
(※もちろん外部指導員が指導熱が高くて、益々激しい練習になってしまったら本末転倒。そういった意味では、外部指導員の人選は慎重になるべきかな?とは思います。)
また、生徒にとってもその競技経験の無い顧問に教わるよりは、専門的な技術指導ができる大人に教わったほうが技術的にもスキルアップできると思います。
例えば、愛媛県教育委員会では、「部活動指導員配置促進事業費」として、平成30年度当初予算にとして1273万円を計上したそうです。
運動部活動における教員の負担軽減や生徒の競技力向上などを図るため部活動指導員を中学校42校、中等教育学校3校、高等学校5校の計50校に1人ずつ配置に配置するそうです。
また、名古屋市教育員会では、全市立小学校で実施している部活動を2020年度限りで廃止する方針を表明しました。
教員の働き方改革を見直し、現場の負担軽減を図る。21年度以降は、教員が携わらない形で活動の場を確保するため、外部指導者の人材バンクをつくる方針だそうです。
こういった全国的にも部活動の在り方を変え、外部指導者を積極的に取り入れていくことで・・・
教員の部活動指導に係る時間を軽減したり、経験のない競技などの指導による心理的負担の軽減したり、生徒達が正しい理解に基づく、技術の向上 ・生徒の能力に応じた適切な練習法の導入が導入されれば、部活動そのもの練習時間を軽減し、質が向上するのだと思います。
今日は、塾とは関係無いことを書きましたが、部活動についての在り方について、今私が感じていることを綴ってみました。
それでは、この辺で失礼します!
守田 智司
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